ファイルをある場所から別の場所に移動するには、mvコマンドを使用します。
グラフィカル・インターフェイスを備えたコンピュータでファイルを移動するには、ファイルが現在置かれているフォルダを開き、次に別のウィンドウを開いてファイルを移動したいフォルダに移動します。最後に、ファイルをウィンドウから別のウィンドウにドラッグします。
ターミナルでファイルを移動するには、mvコマンドを使います。
$ mv example.txt ~/Documents
$ ls ~/Documents
example.txt
この例では、 example.txt 現在のフォルダからホームディレクトリのDocumentsフォルダに移動しました。
にあるファイルさえ移動させれば、どこにいても、どこからどこへでもファイルを移動させることができます。これは、コンピュータ上のすべてのフォルダをブラウズしてファイルを見つけ、そのファイルを移動したい場所に新しいウィンドウを開き、ファイルをドラッグするのに比べ、非常に時間の節約になります。
デフォルトでは、mvコマンドは指示されたとおりの動作をします。移動先に同じ名前のファイルが既に存在する場合、上書きされます。警告なしにファイルが上書きされないようにするには、--interactive オプションを使用します。
$ mv -i example.txt ~/Documents
mv: overwrite '/home/tux/Documents/example.txt'?





