月額5ドルの仮想マシンが30年前の3番目に速いスパコンを凌駕
1993年には、日本の国立航空宇宙研究所の富士通数値風洞が、140ものCPUコアを搭載し、倍精度性能124ギガFLOPSを達成したシステムでトップでした。月額わずか5ドルでvCPUスレッド1個の仮想マシンが、544個のSuperSPARCプロセッサを搭載した1993年ナンバー3のスーパーコンピュータ、ミネソタ・スーパーコンピューティング・センターに対抗できるという興味深いテストが行われました。vCPUの仮想マシンを4台にアップグレードすれば、月額わずか48ドルでその年の首位に勝つことができました。
Canonical、フル機能のプライベートクラウドを迅速に展開するMicroCloudをリリース
Canonicalは本日、「フル機能のクラウドを数分で」プライベートクラウドをUbuntu Linux上に簡単にデプロイできるようにすることを目的とした最新のソフトウェア製品、MicroCloudを発表しました。プライベートクラウドのデプロイはSnapコマンドを使うのと同じくらい簡単だと宣伝しています。コードはAGPL-3.0ライセンスの下でGitHubにホストされています。MicroCloudは最低3台のマシンを必要とし、現在50台まで拡張可能であると説明されています。
DeepMindが異常気象をより速く正確に予測
Google DeepMindのモデルGraphCastは、10日先までの気象状況を予測することができ、これは現在のゴールドスタンダードよりも正確かつ迅速であるとの研究結果。GraphCastは、1,300以上のテスト地域の90%以上で、欧州中距離天気予報センター（ECMWF）モデルを上回りました。最も重要なことは、GraphCastはまた、極端な気温やサイクロンの進路などの状況について、標準的なモデルよりもはるかに早く正確な警告を気象予報士に提供することです。GraphCastは、グラフ・ニューラル・ネットワークを使用して、地球の表面を100万以上の格子点にマッピングします。物理方程式を使用する代わりに、40年分の過去の気象データに基づいて予測を行い、機械学習を使用して1分以内にこれらの計算を実行することができます。
