NEC vMVNOネットワーク仮想化ソリューションは、汎用IAサーバの仮想化環境上で動作するソフトウェアにより、通信事業者の移動体通信網とMVNOの通信網との接続を実現し、ネットワークセキュリティの高度化、認証機能、通信帯域、トラフィック制御機能などを提供することで、MVNOの設備投資コストの削減、設備の運用・保守コストの低減、サービスインまでの期間の短縮を実現します。サービス開始までの時間
NEC は SDN ソリューションを推進することにコミットしており、このネットワーク機能仮想化ソリューションは "NEC SDN ソリューション" メニューの一部となります。また、NEC はモバイルコアネットワークの仮想化ソリューションを他社に先駆けて発表し、テレフォニカと共同で顧客構内設備の仮想化ソリューションの実証実験も行っています。
vMVNOソリューションアプリケーション図
開発の背景
MVNOがLayer2を通じて通信事業者のネットワークに接続するためには、ゲートウェイシステムを導入する必要があり、手間と労力がかかる上、設備投資や運用保守に多額のコストがかかります。一方、MVNOは、加入者一人当たりのデータ総量規制を設けたり、複数の法人加入者に複数のサービスを提供するなど、様々な顧客要件に直面しています。
システムの特徴
1.MVNOによる多種多様なモバイルサービスの提供支援
NECのネットワーク仮想化ソリューションは、携帯端末の指定ネットワーク、通信データの総量規制、フィルタリング、課金情報の収集など、MVNOに不可欠な機能を提供するだけでなく、既存のシステム機能との連携も実現します。
MVNOが提供する様々なモバイルサービスについては、ユーザーベースのデータ使用総量制限、データ通信サービスの提供など、MVNOが提供する様々なサービスがあります。
複数のサービスを提供する複数の企業オブジェクト、多数のIPアドレスを使用するM2Mサービスなどにも柔軟に対応できます、
システム構築や変更の迅速な実施。
サポートは、企業ユーザーのプライベートIPアドレスの自由な割り当てとアプリケーションの数が多い、セキュリティのアップグレードは、企業ユーザーネットワークの分離によってもたらさユニークな認証方法の組み合わせは、企業、ジョイナー、通信帯域幅のアプリケーションユニット、トラフィック制御、マルチメディアネットワークアクセス。
2.汎用IAサーバーによるコスト削減
設備投資コストの削減
本ソリューションは、従来専用ハードウェアで実装していたMVNO-GWやvPCRFなどの各種ネットワーク機能を、NFVを利用して汎用的なIAサーバの仮想化アーキテクチャ上に実装するものです。1台のサーバ構成から、お客様のビジネスニーズに応じた柔軟な拡張が可能となり、初期設備投資額を大幅に削減できます。
さらに、サーバー・ハードウェアの選択肢を広げたことで、お客様はビジネス環境に最適なシステムを構築することができます。
O&Mコストの削減
本ソリューションにより、MVNOやMVNE(仮想移動体通信事業者)が通信事業者のモバイルネットワークにアクセスする際に、レイヤー2方式を採用することが可能となり、ネットワーク接続コストを削減することができます。また、元々異なる専用ハードウェアの設定変更方法・プロセスを汎用IAサーバ上で統一し、簡単なソフトウェアアップグレードで3G・LTEインタフェースや各種機能をサポートすることで、運用・保守コストの削減を実現します。
NECは、本ソリューションを皮切りに、パートナー各社の製品をNEC独自の技術・製品・サービスに統合し、グローバル企業、官公庁、通信事業者、データセンター事業者などにソリューションを提供していく予定です。