VMwareは、VMware Infrastructure Clientと呼ばれるアプリケーションであるvSphere Client for Windowsの生産をまもなく終了します。次の vSphere のメジャー リリースが予定通りに行われた場合、おそらく vSphere Client for Windows の製造中止が伴うでしょう。そうなれば、vSphere Web Client が唯一の vSphere 管理オプションとなります。現在でも、vSphere 5.1 内の重要な新機能の多くは、従来の Windows ベースの vSphere Client では利用できません。
vSphere Web Client を使用するには、クライアントをインストールするだけです。しかし、vCenter for Windows Server の代わりに vCenter Server アプライアンスをインストールすることもできます。この方法には、次のような大きなメリットがあります：
-vCenter Server用のWindowsオペレーティングシステムライセンスを購入する必要はありません。
-vCenter を実行するサーバ上で、Windows OS のアップグレードやサードパーティ製ツールの保守は不要です。
-Windows OSやvCenterアプリケーションをインストールする必要がないため、超高速で導入できます。
-vCenterの未来です！
正直なところ、vSphere Web Client を立ち上げて実行し、最新の vSphere リリースに含まれる新機能を試用する場合、vCSA を使用するのが最も迅速で面倒が少ない方法です。
vCSA を導入するには、ESXi や vSphere の他のコンポーネントをダウンロードするのと同じ VMware.com のページからダウンロードできます。OVA ファイル形式と OVF ファイル形式があります。単一のファイルに含まれているため、2GB サイズの OVA ファイルをダウンロードすることをお勧めします。
本番環境では、ESXi ホストに接続した vSphere Client を使用して vCSA OVA 仮想アプライアンスをデプロイし、[File] の [Deploy OVF Template] オプションをクリックします。ただし、パイロット環境でテストする場合は、VMware Fusion または Workstation で vCSA をデプロイできます。
vCSA のデプロイ中に、IP アドレスの構成、仮想リソースの構成など、いくつかの質問が表示されます。
デプロイ後、テキストベースの vCSA コンソールを開くと、vCSA をインストールして実行するために必要な 4 つのステップがあります。最初の最も重要なステップは、Web ブラウザを開き、vCSA サーバの IP アドレス（「:5480」で終わる）を指定することです。
vCSA の Web ベースの構成インターフェイスに入ったら、デフォルトのユーザ名「root」とパスワード「vmware」でログインします。その後、ライセンス契約の同意、データベースの初期化、サービスのオンに関するいくつかの質問に答える必要があります。
最後に、vSphere Web Client を実行して vCSA に接続するには、ブラウザで vCSA の IP アドレスを指定し、最後にポート番号「:9943」を追加します。
ログインすると、vSphere Web Client が表示されるはずです。vSphere Web Client は、すぐにでも使用してみたいコンポーネントです。
