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ネットアップのクラウド・コンピューティング:ONTAPを通じてデータの全体像を見る

ネットアップはもはやストレージ分野にとどまらず、統合プラットフォームとしてのData ONTAPによって、クラウドコンピューティング分野全体への窓を開きたいと考えています。...

Nov 12, 2013 · 3 min. read
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ネットアップは、もはやストレージ分野にとどまることなく、Data ONTAPを統合プラットフォームとして活用し、クラウドコンピューティング分野全体への窓を開きたいと考えています。

以前は、パブリック、プライベート、Amazon、Azure、SaaSのうち、どのクラウドが優れているかが議論されていましたが、今では「クラウド・コンピューティングに関する議論は、もはやクラウドの定義ではなく、クラウドをどのように実装するか、どのようなクラウド・コンピューティングが適切かが中心になっています」。 そう語るのは、NetApp Asia Pacificのテクニカルマネージャ、Qinghong You氏です。

あるアプリケーションはSaaSのSaaSモデルで購入され、あるアプリケーションは仮想プライベートクラウドやパブリッククラウドサービスを選択し、またあるアプリケーションはAmazon、Microsoft、Googleのハイパースケールクラウドサービスで提供され、またあるアプリケーションは企業所有のデータセンターでIT管理者によって実行され続けます。

しかし、すべての組織がこれらすべてのクラウドサービスを利用しているわけではないため、組織は1つのサービスを通じてすべての提供方法を統合したモデルを求めています。

その結果、ネットアップは「パブリック、プライベート、ハイブリッドの各環境におけるデータのシームレスなポータビリティと管理」を可能にし、クラウドインフラを横断的に運用できる「ユニバーサルデータプラットフォーム」と呼ぶものを提案し、3つの方法でこれを実現することを目指しています。その実現には3つの方法があります:

まず、クラスタリングモデルであるData ONTAPをベースに、共通のデータプラットフォームを構築します。ネットアップのFASアレイ、ネットアップのVシリーズONTAPブートストラップソリューションが制御するサードパーティ製アレイ、S3などのパブリックストレージクラウドをONTAPに混在させ、データを機構間で自由に移動できるようにします。

第二に、ダイナミックなデータモビリティ、異なるクラウド間でデータを移行する能力、他の環境と相互接続するためのマルチプロトコルです。

第三に、175のオプションのパブリック・クラウド・サービス・プロバイダー・パートナー、AT&T、Amazon、SingTel、Telstraなどは、主流の仮想化およびクラウド管理プラットフォームをサポートしており、需要に応じて展開場所、展開方法、プロバイダーを選択することができます。

また、ネットアップのプライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイパースケールクラウドが導入されたユーザー事例の概要についても、記者団に説明しました。

プライベートクラウドの面では、ネットアップはMicrosoft、Ciscoとともに、オランダのIng Direct Bankによるプライベートクラウドのテスト環境の構築を支援しました。この環境ではオープンAPIを活用してアプリケーション、ハイパーバイザ、コンピュート、ネットワーク、ストレージの各プロセスを自動化し、ハードウェアとソフトウェアの導入、開発、テスト、市場投入までの時間を短縮しています。

パブリッククラウドの面では、Virtustreamがゴム製品メーカーのVeyance社のSAP環境をネットアップのストレージベースのクラウドに移行し、ディザスタリカバリとフェイルオーバーのプロセスを短縮するのに貢献したことを紹介しました。

ハイパースケールクラウドサービスについては、パブリッククラウドの顧客がデータセキュリティの問題に対処し、スケーリングによってピーク需要を満たす必要があると同氏は考えています。

同氏はAWSを例に、ネットアップがアマゾンのデータセンターにストレージ・システムを配備し、アマゾンのすべての仮想マシンに接続することで、仮想マシンがデータ処理、データ呼び出し、計算を行うと、最終的に生成されたすべてのデータがネットアップのストレージに保存されることを説明しました。このように、顧客がアマゾンのサービスを利用する必要があるにもかかわらず、データのセキュリティや法的規制に懸念がある場合、イメージレプリケーション技術を使ってこれらのデータを自社のデータセンターに転送することができます。

一方、アマゾンの仮想マシンをレンタルし、自社とアマゾンのデータセンター間でデータを更新することで、O&Mコストやセキュリティ上の懸念を最小限に抑え、災害に強い環境を構築することも可能です。

最後にヤウ氏は、ネットアップのCTOであるジェイ・キッド(Jay Kidd)氏の言葉を引用し、ネットアップのクラウドコンピューティングのビジョンは、「パブリック、プライベート、ハイパースケールのクラウドコンピューティングを実現するプラットフォームとしてData ONTAPを使用し、その間にデータの自由な流れを可能にすること」だと述べました。ネットアップがハイパースケールクラウドサービスプロバイダーを動かして、ONTAPでプライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドを支配できるかどうかが楽しみです。

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