GNOME 43 以降の開発プログラムはエキサイティングです。
GNOME 42 がリリースされました。
GNOME 41 以来のエキサイティングなアップグレードではありますが、おそらく全てのメジャーな Linux ディストリビューションで見かけることはないでしょう。
Fedora 36 と Ubuntu 22.04 は、今後数週間のうちにリリースされる GNOME 42 を採用する上で最も人気のある選択肢になるはずです。
次は何?そう、 GNOME 43です。
GNOME 43: 予定されている新機能
GNOME の開発者である Chris Davis 氏は、GNOME 43 以降で予定されている変更点のいくつかを ブログ記事 紹介しています。
主な見どころをいくつかご紹介しましょう。
ここで言及されている計画された変更や改善が GNOME 43 でデビューすることもあれば、しないこともあることに注意してください。
グローバルアクセントカラー
Libadwaitaの導入により、グローバルなアクセントカラー機能を追加することが可能になりました。
アクセントカラーを使用する機能は、ディストリビューションに頼る必要はありません。
アクセント・カラーを使えば、GNOME デスクトップ体験をよりパーソナライズすることができます。さらに、プリセットに限らず、カスタム・アクセント・カラーもサポートする予定です。
リカラー API
これは、エンドユーザーにとっては特に興味深いものではないかもしれませんが、アプリのプリセット配色を提供することで、アプリがさまざまなアクセントカラーとよりうまくコーディネートできるようになり、アプリ開発者の助けになるでしょう。
このブログの記事にあるように:
開発者はリカラーリングAPIを使用して、アプリケーションの色をプログラムで変更し、依存する色を自動的に更新することができます。多くの機能を有効にするプリセットを簡単に作成できます。例えば、テキストビューの配色に基づいてウィンドウの表示色を変更することができます。
libadwaita 1.0のCSSを使えば、技術的にはすでに可能です。しかし、APIを使うことで、開発者はこの機能をより簡単に使うことができます。
適応型ノーチラスファイルマネージャ
ノーティウスのファイルマネージャーは、新しいファイルセレクターモードを含むモバイルサイズに適応したデザインなど、いくつかのアップグレードが行われます。
お気に入りファイルのような GNOME の全ての機能をサポートしていない GTK のファイル・セレクタに依存することなく、GNOME プラットフォームが新しい機能に対応できるようになります。
新しいイメージビューアとスクリーンショット注釈
Rustで書かれ、GTK4とlibadwaitaを使用したLoupeという新しいイメージビューアが開発中です。
このイメージビューアは、適応性があり、タッチパッドやタッチスクリーンに優しく、使いやすいことを目指しています。Nautilusと統合し、ファイルマネージャの任意のフォルダのソート設定に従うことが期待できます。
システム統合に加え、新しいイメージビューアでは、主にトリミング、回転、注釈などの基本的なイメージ編集の分野で、いくつかの機能アップグレードが行われます。
注釈を付ける機能により、スクリーンショット処理とうまく連動し、サードパーティのプログラムなしでスクリーンショットを撮り、注釈を付けることができます。
ディスク使用量アナライザーの新設計
ディスク使用量アナライザーは現在Valaで書かれています。
期待される仕事はしてくれますが、今の実装の仕方では可能性はあまりありません。
その結果、開発計画にはRustを使った書き直しが含まれており、当面の間、改善され、最高のパフォーマンスが得られるはずです。
コア部分だけでなく、ユーザーエクスペリエンスをモダンにするため、デザインも一新されます。
その他の改善点
開発が進むにつれて、GNOME の外観や他の側面に対する計画された変更についてもっと多くのことが知られるようになるはずです。
GNOME 43 の機能についてもっとわかったら、この投稿を更新します。
技術的な詳細について興味があれば、 読んでみてください。また、GNOME やその他関連するものに対する彼の仕事のスポンサーになることもできます。





