先日、オラクルはOpenStack Foundationのスポンサーになったことを発表しました。オラクルは、OpenStackクラウド管理コンポーネントをOracle Solaris、Oracle Linux、Oracle VM、Oracle Virtual Compute Appliance、Oracle Infrastructure-as-a-Service、Oracle ZS3シリーズ、Axiom Storage Systems、StorageTek Tape Systemsに統合する予定。オラクルはまた、Exalogic、Oracle Cloud Services、Oracle Storage Cloud ServicesとのOpenStackの相互運用性を実現するために取り組むと述べています。
現状では、OpenStackは業界でますます支持を集めており、HP、Dell、IBMをはじめとする伝統的なハードウェアベンダーの多くがすでにOpenStackに参加し、OpenStackベースのクラウドOSや同様の製品を発表しています。最も参加しそうにないVMwareでさえ、多くの基本的なハードウェアベンダーが参加したことで、OpenStackの組織内で高い地位を獲得しています。そしてオラクルの加入は、OpenStackの明るい未来を力強く支えています。
オラクルはOpenStack Foundationに参加できたことを喜ばしく思っており、OpenStackの機能を幅広いオラクル製品とクラウドサービスに統合していく予定です。その目的は、パブリック・クラウドとプライベート・クラウドの両方でオラクル製品とサービスをより有効に活用できるよう、より多くの選択肢とより大きな柔軟性をお客様に提供することです"
OracleSolaris担当副社長のMarkus Flierlは、次のように述べています。「OpenStackとOracle Solarisの統合を可能にすることで、顧客はOracle SPARCおよびx86システム、ストレージ製品全体で、共通のクラウド管理アーキテクチャとしてOpenStackを使用できるようになります。Oracle Solaris 11では、優れたパフォーマンス、高いスケーラビリティ、効率性、およびセキュリティを備えた業界をリードするクラウド・ソリューションが提供されます。OpenStackにより、顧客はロックインされたプロプライエタリなインターフェイスではなく、共通の管理インターフェイスを求めていることを認識し、従来の一般的なIaaS環境だけでなく、オラクルの統合システムにもこれらの機能を実装することができます。OpenStackとの統合は、ミッションクリティカルなOracle Solaris、Oracle SAPRC T5およびM6システム、Oracle LinuxおよびOracle VM環境の管理に、同じOpenStack APIを使用できることを意味します。
クラウドの標準化というコンセプトは、何年も前から多くの人々によって言及されており、現在の状況から判断すると、OpenStackはこの役割を果たすことが非常に有望であり、その結果、クラウドコンピューティングのLinuxになります。現在、多くのベンダーがOpenStackベースの商用再配布を開始しています。ハードウェアとソフトウェアの巨人は、OpenStackは、あなたがああ、世界のリズムを統一するために参加しています!