ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、マイクロソフト社のスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)が退任し、まもなく後任が明らかになると報道。マイクロソフトの取締役会は、マイクロソフトの年次株主総会でこの件について討議する予定。マイクロソフトの次期CEO***候補の一人は、フォードの社風を一新したことで知られるアラン・ムラーリーCEO。実は、ムラリーは以前からマイクロソフトにも同じことをしようとしてきました。今夏、バルマー氏がマイクロソフトの再編成を計画した首謀者。
バルマー氏は、この組織再編によって、従業員や会社の構成単位が互いに隔離されていたマイクロソフトの「コニャック文化」を変え、社内で互いに協力し合う、全体として大きく幸せなファミリー企業を実現したいと考えていました。バルマーはこの再編成を「ワン・マイクロソフト」と名付けました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙のモニカ・ラングレー記者によるバルマー氏へのインタビューによると、ムラリーはクリスマス・イブにシアトル近郊のスターバックスでバルマー氏の組織再編計画を手伝ったとのこと:
バルマーはメッセンジャーバッグを取り出し、そこからマイクロソフトと競合他社の携帯電話やタブレット端末を取り出した。彼はムラリーに、フォードをどのように変えたのかと質問。ムラリーは4時間にわたって、チームワークとフォード・ブランドの簡素化がどのようにフォード再建に役立ったかを延々と説明。
バルマー氏がムラリー氏の再建計画を模倣したとの見方もありますが、ムラリー氏は当初からマイクロソフトの再建計画に関与していたようです。