フラッシュ・ストレージは仮想化環境でパフォーマンスを向上できるか?仮想化ストレージ・インフラを使用する選択肢はありますか?
ジョン・ウィリアム・トイーゴ:フラッシュメモリーには多くの利点があります。個人的にはハイブリッド・アレイのキャッシュとして使うのが好きです。一定のファイルやデータセットのディスクへの書き込みを、通常のハードディスク・ドライブよりもはるかに高速化できます。
もちろん、フラッシュデバイスに一時的に書き込みを行い、それらのリクエストをフラッシュレイヤーに置くことなく行うこともできます。これはフラッシュを適用する方法として非常に受け入れやすく、実際に広く使われているのを見たことがあります。
実際、X-IOはインテリジェントなストレージコンポーネントをシンプルな方法で直接製品に搭載しています。私はフラッシュストレージへの信頼を完全に失ったわけではありませんが、ティアゼロアレイやオールフラッシュアレイについては、少し大げさな考え方がたくさんあると思います。
多くの人は気づいていませんが、よく見ると、EMCのVMAXを起動するとマイクロソフトの著作権マークがあります。ClariionのVNXに切り替えると、Winddows 7で動作します。
つまり、基本的に得られるのは、マザーボードの役割を果たす小さな回路基板上のOS環境であり、ストレージアレイ上でアプリケーションを実行したい場合は、ベンダーは多くの料金を請求します。
今までの話を無視し、付加価値のあるソフトウェアについて考えず、ストレージ・ハードウェアそのものに注目すれば、誰もがシーゲイトのハードディスク・ドライブを販売することに等しくなります。つまり、ブランドXのハードディスク・ドライブとブランドYのハードディスク・ドライブに違いはありません。このようにして、仮想化を行うことができます。これらの付加価値機能については、仮想レイヤーに保持し、基本的にすべてのストレージ・デバイスにメリットを渡しますが、その中でX、Y、Zとラベル付けされたものだけを仮想化することができます。これにより、ストレージのコストを大幅に削減することができます。
仮想ストレージ・インフラストラクチャー****の実装を見たのは、フォートローダーデールのDataCore Softwareでした。
私はDataCore SAN symphony R9を使って4PBのデータを保存しています。つまり、基本的にはストレージを仮想化し、ソフトウェアコントローラの完全な制御下に置くということです。また、多数のディスクから仮想ボリュームを作成し、メモリキャッシュのレイヤーを介して読み書きします。そして、フラッシュを使う代わりに、フラッシュよりも弾力性があり、データ書き込み時のパフォーマンス低下が少ないDRAMを使っています。
フラッシュメモリーカードに初めてデータを書き込むときは高速です。しかし、2回目に書き込むときは、書き込む前にメモリセルの内容を消去しなければなりません。これではフラッシュカードの性能は半減してしまいます。
実際、フラッシュメモリの性能を向上させる技術はすでにありますが、要はフラッシュメモリの仕組みです。だからフラッシュ・メモリは人気があるのです。私は今、クレジットカード会社で1秒間に100万回のトランザクションを行うクライアントを抱えています。顧客を無視して製品を売りたいだけのフラッシュ・メモリの大手ベンダーの1社は、自社のフラッシュ・カードはメモリ・セル1個あたり25万回の書き込みを行う****と言っています;)
オンラインにするのにかかる時間よりも多くのデータを1時間以内に正しいセルの場所に書き込み、フラッシュカードは燃え尽きてしまいます。万ドルもしますし、ストレージ・アレイ上のフラッシュ・コンポーネントのメンテナンスにはさらにコストがかかります。
計算してみれば、この数字がいかに大きいかわかるはずです。ですから、まずベンダーにテストしてもらうべきです。しかし、仮想ストレージインフラストラクチャの利点の1つは、vMotionなどを使ってワークロードを移動させたいときに、仮想ボリュームがワークロードと一緒に移動するので、データも移動させることができることです。





