マイクロソフトが発表した調査によると、ID窃盗の世界的な被害額は年間30億ポンドに上ることが明らかになりました。
報告書によると、英国人の5%がフィッシング詐欺を経験しており、1件あたりの平均被害額は約100ポンド。さらに、イギリス人の3パーセントが個人情報を盗まれた経験があると回答し、2パーセントが「職業上の評判が影響を受けた」と主張しています。どちらの場合も、問題解決にかかった費用は平均100ポンド前後でした。
このような損失を経験しているにもかかわらず、ソーシャル・ネットワークで共有する情報を読む人を制限し、ネットワークに投稿する個人情報の量をコントロールしていると答えた英国人はわずか34%。ソーシャル・ネットワークのプライバシー設定を調整したと答えたのは、わずか30%。
さらに、個人情報や金融情報が多く含まれているにもかかわらず、携帯端末の画面ロックにPIN(個人識別番号)やパスワードを使用しているのはわずか33%でした。
上記の数字は、1万人の回答者を対象としたマイクロソフトの消費者セキュリティ指数調査によるものです。
マイクロソフトは、ユーザーはモバイルデバイスを保護するためにPINを使用し、すべてのオンラインアカウントを保護するために、より高いセキュリティレベルのパスワードを使用する必要があると警告しています。オンライン・バンキング、請求書の支払い、オンライン・ショッピングなどの取引は、より安全なネットワーク上で行い、公共のWiFiでは行わないようにすべきです。また、インターネットに掲載する個人情報を定期的に見直し、古くなった情報は適時に削除するようアドバイスしています。





