アナリスト企業のガートナー社によると、多くの企業が以前にも増してSaaSを信頼するようになっただけでなく、従来のネイティブ・アプリケーションをSaaSに置き換える傾向も顕著になっています。
「ガートナーは、「過去12ヶ月間、SaaS導入の増加により、既存アプリケーションのシェアが低下していることを確認しています。本レポートの目的は、世界的なSaaS導入の現状を調査することです。
各地域の状況を見ると、成熟市場ではSaaSが従来のアプリケーションに取って代わる一方、新興市場ではSaaSが****ビジネス・ソリューションになりつつあります。
SaaSの導入の大半はごく最近に行われたもので、ガートナーによると、調査対象となった全企業の71%がSaaSの利用歴が3年未満と回答しています。ブラジルでは、新規ユーザー数が爆発的に増加しています***。
全地域で、SaaSへの支出を増やす予定があると答えた回答者はかなり多く、SaaSへの支出を減らす予定があると答えた回答者はごくわずかでした。報告書によると
「多くの企業が当初抱いていた、セキュリティ、レスポンスタイム、サービスの実行可能性などの懸念は後退しています。SaaSビジネスとクラウド・コンピューティング・モデルが成熟し、採用が広まりました。
新しいアプリケーションを拡張・構築する必要性から、ユーザーはSaaSプロバイダーがPaaSサービスも提供すべきかどうかを考えるようになっています。レポートによると、企業の56%がPaaSを「非常に重要」、22%が「やや重要」、18%が「おおむね重要」と回答しています。
この調査は、ガートナーが6月から7月にかけて、米国、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、ブラジルを含む10カ国で実施したもので、回答者は592人。





