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2010年に発売されたiPadは、タブレットというカテゴリーを生み出しましたが、ABIリサーチ***が発表したデータによると、世界のタブレット市場の状況は変化しており、iPadは「Androidタブレットにバトンを渡した」ことが示唆されています。ABIリサーチは、その理由を3つ挙げています。
まず、2013年第2四半期のiPadの販売台数は1,450万台で、Androidタブレットは3,050万台でした。
ABIの報告によると、今年第2四半期のタブレットの売上は合計127億ドルで、そのうちiPadが占める割合は50%以下であり、Windows RTとWindows Proタブレットのシェアが非常に小さいことを考慮すると、Androidタブレットはタブレットの売上全体の半分以上を占めています。アンドロイド・タブレットはタブレット販売台数の半分以上を占めています。
*** iPadの平均販売価格は昨年1年間で17%下落し、Androidタブレットの平均販売価格は同期間で17%上昇しています。iPadの低価格化とAndroidタブレットの高価格化により、iPadはタブレット市場におけるボスの地位を失いつつあります。
しかしABIは、iPadの価格下落は7.9インチiPad miniの需要が高いためである可能性も指摘しています。今年第2四半期において、iPad miniはiPad全体の販売台数の60%、iPad全体の売上の49%を占めています。このような観点からiPadの平均価格が下がっていることを見ると、タブレット市場におけるiPadの人気は揺らいでいないようで、小型画面のタブレットに対する需要が高いことを意味しているとしか思えません。
アンドロイド・タブレットがiPadに軍配を上げたとはいえ、アップルのiPadはいまだ****タブレット・ブランドです。