ゼブラ・テクノロジーズ・インクは、モトローラ・ソリューションズ・インクの企業向け事業部門を34億5000万ドルで買収し、資産追跡やデータ集約などの仕組みを利用してビジネスの優位性を実現することで、「企業のモノのインターネット」市場を活用したいと考えています。
買収の意義はいくつかのレベルで反映されていますが、中でも注目されるのは、モトローラ・ソリューションズのエンタープライズ事業部門の年間売上高が25億ドルであるのに対し、ゼブラは10億ドルしかない巨大な事業部門をいかにスムーズに消化するかという点で、これは明らかに蛇を食った象のような動きです。
この買収では、ゼブラは2億ドルの現金と32億5000万ドルの負債を支払います。
債務負担の大きさや売り手と買い手の力の差は懸念材料かもしれませんが、Zebraは在庫追跡用のRFIDやバーコード製品、分析ソフトウェアに特化しており、この買収は戦略的観点から理にかなっています。モトローラ・ソリューションズのエンタープライズ事業部門は、モバイル技術と強力な製造・物流能力をもたらします。
両社は共に、資産追跡とセンサーネットワークのフロントエンド組織として機能し、RFID、モバイル機器、バーコードから収集したデータを活用できるようになります。





